カフェ・オ・レにウィンナーコーヒー、エスプレッソ、ウィスキーを加えてアイリッシュ・コーヒー…。
コーヒーの魅力の1つに、飲み方の多彩さがあると思います。
例えばすでに定着した感のある、塩コーヒーやバターコーヒー。
香港では鴛鴦茶(ユンヨン茶)と言って、紅茶と混ぜて飲むのも一般的だそうです。
「それ、コーヒーかなあ…苦笑」とツッコミたくなりますが、日本でも餡コーヒー・コーヒーぜんざいがあったりしますし、どっこいどっこいですよね。

逆に言えば世界各国で飲まれているだけあって、自国の飲み方がそのまま通用するとは限らないわけですね。言ってみれば方言だらけ。
例えばフランスでアイスコーヒーを飲もうと思って「冷たいコーヒーをください」と言っても困惑されます。
筆者が同地へ旅行した時、さる田舎で入ったカフェのお姉さんにどうしてもアイスコーヒーが飲みたい!と駄々をこねて、一生懸命「冷やしてくれ!」と伝えたことがあります。「冷たいコーヒー?そんなもの日本人は飲むの?美味しいの?笑」と言われたことがあります。こちらとしては真夏の猛暑日にテラスでホットを啜る彼らのほうが奇態とお見受けしたのは言うまでもありません笑。とはいえニヤニヤしながらも、結局作ってくれました。言ってみるもんです。
また、初めてのフランス旅行で入ったカフェで「Un Cafe, s’il vous plait.」と言ってエスプレッソが出てきて困った、という土産話はよく聞く話です。※ドトールや自宅で飲むアメリカンスタイルのコーヒーを希望する場合は、「Caf? allonge, S.V.P.」で通じます!“Allonge”は“伸ばす、広げる”という意味の動詞に由来しています。エスプレッソをお湯で割るってことですね。

ワールドワイドな飲み物だからこそスタンダードが無数にある。
ちょっと面白がって調べてみると、色々出てきます。
自分の常識を覆すコーヒーレシピを知りたい!そんな方へおすすめの書籍がこちら。
『シアトル発 ちょっとブラックなコーヒーの教科書』岩田リョウコ著。シアトル在住の著者が、サードウェーブコーヒーや、コーヒーを飲むための最適な時間、カフェインに関する豆知識などを分かりやすく解説しつつ、オーストラリアの卵黄入りのカイザーメレンゲ、ブラックコーヒーにチーズを入れたフィンランドのカフェオストなど、「何それ!」感あふれる飲み方を紹介しています。図解やイラストが豊富で、気軽に読めるのも魅力的。まだあまり知られていない、珍しいレシピのコーヒーメニューを探している飲食店の方へもおすすめです。